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TRAINING・SUPPORT研修・勉強会

第46回日本薬剤師会学術大会inOSAKA

大阪
勉強会



第46回学術大会へ参加してきました。

薬剤師学術大会に参加した社員の感想

今回、私は二度目の薬剤師学術大会に参加させていただきました。会社内では実習サポート委員会に所属しており、今後の参考にと思い実務実習の口頭発表に多く参加しました。
そこでは、実務実習に関する薬局や薬剤師会での取り組みについて発表がありました。中でも保険調剤薬局ではなかなか伝えきれないOTC販売や薬局製剤についてなどのカリキュラムを、薬剤師絵が主導になり地域の複数の薬局から学生を集め、スモールグループディスカッション(SGD)を通じて行う学生参加型の能動的な学習方法の取り組みが印象的でした。従来は講義型の受動的な学習方法が中心でしたが、SGDや集団研修等を用いる事で学生の理解度や満足度も高くなり、意義のある実習となるそうです。また学生に各々の患者パターンを設定し、地域の薬局・ドラッグストアにて第一類医薬品を購入させ、その販売対応について体験・調査したという内容の発表がありました。薬剤師が体質・アレルギー歴、副作用歴、併用薬等の確認事項の有無を踏まえたうえでどのような対応で実際販売しているかを学生に体験させる内容ですごく斬新で印象に残っています。
学会を通じ、ハートフルグループ内でも実務実習において他店舗との交流や、同時期の学生を集めて薬局製剤を一緒に制作したり、製薬メーカーから統合失調症の擬似体験の出来る機械を借りるなど体験型の実習も取り入れており、当グループの良い面も多く感じることができました。今後はここで得た経験を委員会や今後の実務実習に生かしていけるようにしていきたいと思います。
今回は、貴重な経験の機会を頂きありがとうございました。

サクラヒルズ / 山寺貴之

今回は4年ぶりに学会へ参加させて頂きました。まず言わせていただきたいのは、大阪の串カツはめちゃめちゃ美味い!!の一言です。時間の関係で、お好み焼きやたこ焼きに手を出せなかったことが悔やまれます。。。ライカーンを食系の話は置いておきまして。
学会では大阪という立地のせいか、どの会場も混雑しており席をとるのが大変でした。印象的なものとして、リスクマネジメントの講演について。薬局のリスクマネジメントというと、これまでは調剤過誤を起こさないように考えるものだと思っておりました。講演では「患者様に対するリスクマネジメント」を考えるということで、患者様の副作用状況 を把握することが薬による被害を防ぐことにつながる、という内容でした。今後、薬剤師が信頼されるためには、これまで以上に責任を持って医療に携わっていかなければなりません。患者様が安全に薬剤を服用していただけるよう、全力で患者様のサポートができるような薬剤師となり、そんな薬剤師を育てていかなければいけないと感じました。このような機会を頂いた社長に感謝します。

ハートフルファーマシー / 佐野英志

今回学術大会へは初めての参加でしたが、「薬剤師の新たな使命」というサブタイトルにもあるように、今後の薬剤師としての方向性について考える上で興味深く参考になり、有意義な2日間でした。
Products1日目の口頭発表では、自分が所属する実習サポート委員会の活動の参考にしたいと考え、薬学教育・薬剤師教育・実務実習について見学しました。現在様々な地域において実務実習生に与えられた数多くのSBOSに対して一つの薬局では対応しきれないという悩みが多く、市や県の薬剤師会がそれをフォローすることで満足度の高い実習ができたという活動報告がありました。既に八王子市でも他の薬局では教えきれない分野のフォロー等を私達ハートフルグループが担っております。またハートフルグループで受け入れた実習生に対しては、グループ内で同じように店舗間でフォローしながら実習にあたっており、実習環境としても優れた薬局である事を誇らしく感じ、自信を深めることができました。また、保健所等の行政と連携した報告なども参考になりました。2日目は、薬剤師としての職能を高めていくために日本アプライド・セラピューティクス学会の共催シンポジウムを見学しました。薬学部の6年制教育への移行やコアカリキュラムの改訂により、今後優秀な薬剤師が多く社会に出てくることは確実です。また、調剤指針の改訂により薬剤師に求められる調剤の概念が今までの調剤室における狭義の調剤から広く変化してきています。それに対して4年制教育をうけた薬剤師が今後患者さんのためにより質の高い医療を提供するために、臨床判断能力として薬剤師のトリアージ、地域の医療・介護職との連携などを高めなければならないということが理解できました。また、最新の調剤機器についても見学し、各社競って開発している画像監査システム等機器の進歩も感じることができました。残念ながら時間の都合で観られなかったものもありましたが、貴重な発表が多く今後の仕事・勉強に対する意欲を掻き立てるような刺激的な学会でした。この経験を患者さんのために、またハートフルグループのために少しでも活かせるように生涯研鑽しなければという熱い気持ちになりました。このような機会を与えて頂き本当にありがとうございます。

高尾店 / 高橋和行

今回初めて学術大会に行かせて頂き、当初の印象では学術的な発表が多いと思っていましたが、現場目線での発表が多くてとても勉強になりました。特に印象的だったのが以下の三つです。一つ目はネット販売の発表です。現在ではネットで簡単に未承認薬や睡眠薬などほとんどの薬を入手することができるとの事でした。その違法性と危険性について周知されていない現実と自分の認識の甘さを痛感しました。今後国民(患者・消費者)に対して、注意喚起を促し正しい薬剤情報を伝え健康被害が起こらないようにする事も薬剤師の重要な業務であると感じました。
二つ目は危機管理の発表で、ピッキングアシストシステムを起用する事、ヒヤリハット記載用紙のレイアウトの見直しをする事により、ミス発生率を減少させる事ができたと聞き現状業結務の有用性を再確認できました。また他社ではミス発生率が高い夕方、昼休憩後の時間帯に携帯アラームを鳴らすことで注意喚起を行い結果としてミスが減少したそうです。この対策はコストもかからず簡単に実行できるので、当グループ内のインシデント委員会で提案したいと思います。三つ目は地域医療における薬局の役割の発表で、ある薬局ではカウンターが無くオープンスペースで患者様への服薬指導はもちろん、近隣住民の方も気軽に来局するようで、健康相談やOTCの提案ドラッグストアの紹介、状況によっては受診勧奨をする内容に今後の医療施設としての役割を強く感じました。このような地域の方にも気軽に来てもらえる薬局を目指したいと思います。
最後に、学術大会に初めての参加でしたが、日常業務で行われていたことの有用性を再確認したとともに、今後の課題も見え私自身の業務姿勢や考え方に活かしたいと勉強になりました。この様な貴重な経験をさせて頂いた事に感謝したいと思います。

高尾店 / 近藤敬志

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